溶射加工

Thermal spray

スクリューから精密シールまで
高密着・高品質な溶射加工

「HVOF溶射、セラミック溶射、自溶性合金溶射など、多様な工法で最適な表面改質をご提案。高い密着力と精密な膜厚コントロールで、あらゆる産業の生産・保守・修理をサポートします。

HVOFからセラミックまで
用途に導く、最適な表面改質

機械部品の「摩耗」や「腐食」は、生産効率の低下や多大なメンテナンスコストを引き起こす深刻な課題です。 MRK工業では、部品の寿命を飛躍的に延ばす高度な「溶射技術」で、お客様の課題を解決します。
驚異的な耐摩耗性を誇るHVOF溶射をはじめ、精密な膜厚コントロールが求められるセラミック溶射、複雑な形状にも対応する自溶性合金溶射など、用途に合わせて最適な工法と材料をご提案。スクリュー、ブレード、スリーブ、シール部など、あらゆる産業部品の表面改質・長寿命化を実現します。

  • スクリュー溶射

    01

    HVOF WC-10Co-4Cr 350μ As spray
    溶射膜厚 300μ

  • 各種シール部
    セラミック溶射

    02

    研磨加工仕上げ

  • チョッパーブレード
    自溶性合金溶射

    03

    WC50%+Ni-Cr 溶射膜厚1mm

  • スリーブ溶射
    HVOF溶射

    04

    WC/10Co/4Cr 溶射膜厚400μ As spray

  • スクリュー自溶性
    合金溶射

    05

    Ni-Cr HRC60 溶射膜厚600μ

  • ランナー溶射

    06

    アークワイヤーガン 
    Ni-Cr-Mo系 溶射厚み500μ

加工の流れ

Process flow

妥協なき工程が、
強靭な皮膜をつくる。

溶射加工は、単に材料を吹き付けるだけではなく、密着性を高め、求める機能(耐摩耗性や寸法復元など)を確実に発揮させるために、厳格な手順に沿って行われます。
この順番を一つでも間違えたり省いたりすると、皮膜が剥がれる原因となるため、工程順序が非常に重要です。

  • 事前準備・マスキング

    加工品の材質や寸法を確認し、表面の油分や汚れを洗浄(脱脂)します。その後、溶射を行わない部分(ネジ穴や寸法を変えたくない面など)に、専用の耐熱テープや金属治具を取り付けて保護(マスキング)します。

  • 下地処理(ブラスト加工

    溶射する面にアルミナやスチールグリットなどの硬い粒子を強く吹き付け、表面に微細な凹凸(粗さ)を作ります。
    これにより、溶射した材料が物理的にガッチリと食い込む「アンカー効果」が生まれ、皮膜の密着性が飛躍的に向上します。

  • 溶射施工

    セラミック、サーメット、金属などの材料を、プラズマやガスなどの熱源で溶融(または半溶融)状態にし、高速で基材に吹き付けます。
    ※熱歪みを防ぐ「低温溶射」の場合は、基材の温度が上がりすぎないよう冷却コントロールしながら慎重に吹き付けを行います。

  • 封孔処理

    溶射皮膜の内部には、微小な気孔(隙間)が存在します。過酷な腐食環境で使われる場合、この隙間から水分やガスが侵入するのを防ぐため、特殊な樹脂や無機剤を浸透させて穴を塞ぎます。

  • 仕上げ加工

    溶射直後の表面はザラザラしているため、そのままでは摺動部品(こすれ合う部品)などに使えません。用途に合わせて研磨加工(グラインダーなど)や切削加工を行い、要求された寸法精度や表面粗さに仕上げます。

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